脂肪税!?

2011年10月5日 水曜日 投稿者:nobu

デンマークで国民の平均寿命を延ばす為、動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸を一定量以上含む食品(バターやチーズなど)への課税がこの10月から始まったというニュース、ねらいはそれらの食品の消費を減らして健康推進という事らしい。日本ではこういう税は多分難しいだろうと思う(反対が多そうである)

動物性脂肪などに含まれる飽和脂肪酸は肝臓でのLDL(悪玉コレステロール)の合成を高め、血液中のコレステロールを増やしてしまいます。血液中のコレステロールが増えると動脈硬化や心血管疾患のリスクが上がる。日本人も死亡原因の上位に心筋梗塞があげられているので他人ごとでは無いのである。

コレステロールは一日卵1個以上摂らないほうがいいといわれる。しかし動物性の食品を食べれば必ずといってイイほどコレステロールも含まれており、現実的には卵一個の基準のクリアーは難しい、お菓子やケーキなどもなかなか食べられなくなってしまいます。

日常の食生活では、最近の傾向として野菜や果物の摂取と魚など魚介類を主とした、いわゆる地中海食が体に良いといわれます。ブロッコリーが今欧米でブームだそうですね。

以前、末期の患者さんがしみじみおっしゃっていたのを時々思い出します「体に悪いものはおいしいものが多いんですよね」と。美食に走るのは簡単ですが、健康志向で食を律する事が大切だと思います。

 

コメントは受け付けていません。