セロトニンという物質は脳の〝橋”という部位で主に産生されています。この物質が不足するとキレやすくなったり、うつ状態になりやすいといわれます、又睡眠物質のメラトニンはこのセロトニンが変化したものであり、セロトニンの不足により不眠にもなりやすくなるようです。
なぜ不足するのか?一つはストレスによる脳の機能低下、又食生活の乱れからくる栄養のバランスの悪さも考えられます、というのはセロトニンは食事の中のアミノ酸やビタミンから合成されるようで、その材料の過不足の影響がありうるわけです。
AST気功では不眠やうつ、社会不安などの施術の一つとして、頭部の脳幹や橋のセロトニンの分泌を正常化する為の気功を行っています。不眠の方でも施術中には眠くなるケースも多く、又セロトニンの分泌を促進する為なのか理由ははっきりしませんが、便秘が解消する人もあります。腸には多くのセロトニンが存在するという話もありますので、関連があるのかもしれません。
脳や腸の状態を健康に保つ事は病気予防の重要なポイントだと考えます。