先日あるテレビ番組でアメリカで「神の手」とよばれている、金属加工分野の職人の方が出演していた。
寡黙な人で黙々と作業され、すばらしいその仕事が紹介された。
そして質問者の「手先で感じながら作業するのか?」との問いに対し「ただ弱い力で一定の時間行うだけです」との回答、皆よく解らないといった雰囲気が面白かった。
しかしこの職人の方の姿勢は我々の治療でも言われることで、〝患部を治す事に執着することなく淡々と力を入れずに一定時間施術する″といった教えに一致する。
ああしよう、こうしようと力んでいてはいい成果は得られないのは実感します。淡々と地味な作業が大事です。