不整脈のある70代の男性の患者さんが「足腰が弱り歩くのにフラツク」という。誰しも年を重ねる程からだの筋肉量は減っていきます、運動不足の方は特に脚の筋肉が減り転倒しやすくなるといわれています。
この患者さんには、椅子に正しく腰掛けた状態からゆくり立ち上がりゆっくり腰掛けるのを、毎日でなくていいので思い出した時10回くらいを目安に繰り返すスクワットを教え、実際まじめに取り組んでくれました。1、2ヶ月後効果を聞くと、「フラツキの改善もあるが不整脈が出なくなった」との事で、そのことを主治医にも話したそうです。
スクワットの効果と不整脈の改善のメカニズムはわかりませんが、筋肉からも様々な伝達物質が放出され身体全体の臓器などに影響を与えているという事も耳にしますので、何らかの効果があるのかもしれませんね。