‘からだの話’ カテゴリーのアーカイブ

中高年のスポーツの注意点

2021年1月3日 日曜日 投稿者:nobu

私も今年55歳になり、もはや初老と呼ばれる年齢ですので筋肉や関節の柔軟性や筋力の衰えを実感します。

最近は同年代、それ以上の方がテニスやゴルフ、マラソン、野球など若者ばりに楽しんでおられる様子を見聞きします、又同時に筋肉や腱、靭帯などを怪我されて休息を余儀なくされる方も少なからずおられます。

私もスポーツ前には必ず実施しているのですが、準備体操を十分過ぎるほど十二分に行うという事が大切になります。準備運動だけでかなり疲労するかもしれません(笑)その際意識するのは、身体を温める事と関節(肩、肘、手首、股関節、足首など)の可動が柔軟に広がるように体操します。

怪我の理由の多くは関節周りの筋肉の固さによって動きが制限され、よって腰などに過剰な負荷がかかる事が一因といわれています。年齢が上がるとともに十分な身体の準備が必要になります。他の人の倍はやるつもりで心がけるのがいいですね。

 

 

 

老化による筋肉の減少を食い止める

2019年1月22日 火曜日 投稿者:nobu

老化によって身体の筋肉は減少していきます。今年90歳をむかえる私の母親も私と同じものを食べているにもかかわらず年々徐々に痩せてきています。簡単に見た目でわかりやすいのは太ももの部分の径といわれており、この部位の筋量が全身のそれと比例するそうです。

なぜ老化によって筋肉がやせてしまうのか?その一つの理由に筋肉の合成スピードに対して分解スピードが勝るようになる、という事があります。理由はインスリン抵抗性という状態によって食事による筋肉合成の作用が働かない為と考えられています。同じ食事を食べていても高齢者では筋肉量を維持できない理由があるのです。

ではそれは改善できないのか?習慣的な有酸素運動(早歩き等)によって食事による筋肉の合成スピードが高まり筋量の維持に有効であるそうです。

 

 

 

筋トレの思わぬ効果?

2018年11月19日 月曜日 投稿者:nobu

不整脈のある70代の男性の患者さんが「足腰が弱り歩くのにフラツク」という。誰しも年を重ねる程からだの筋肉量は減っていきます、運動不足の方は特に脚の筋肉が減り転倒しやすくなるといわれています。

この患者さんには、椅子に正しく腰掛けた状態からゆくり立ち上がりゆっくり腰掛けるのを、毎日でなくていいので思い出した時10回くらいを目安に繰り返すスクワットを教え、実際まじめに取り組んでくれました。1、2ヶ月後効果を聞くと、「フラツキの改善もあるが不整脈が出なくなった」との事で、そのことを主治医にも話したそうです。

スクワットの効果と不整脈の改善のメカニズムはわかりませんが、筋肉からも様々な伝達物質が放出され身体全体の臓器などに影響を与えているという事も耳にしますので、何らかの効果があるのかもしれませんね。

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ドライアイ

2018年11月4日 日曜日 投稿者:nobu

ドライアイという目の病気があります。涙の質や量の異常により目が乾燥し視力などに症状があらわれます。症状は目の乾き、疲れ、視界がぼやける、視力の低下など朝の寝起きに気づきやすい人もいます。

原因は加齢やストレス、コンタクトレンズ、そして現代人に多い目の酷使、特にスマートホンやパソコン、テレビなど電子機器の見過ぎ等が注意喚起されています。

最近の医療ニュースでドライアイの簡単な自己チェック方法が発表され、内容は”まばたきを我慢できる時間が短い人ほどドライアイの可能性があるかもしれない”というもので我慢できる時間の目安は12秒だそうです。

さてドライアイに対する気功の施術ですが、涙腺という涙をつくる部位が目の近くにあります、ここを気の作用で活性化させ正常な涙を出すようなアプローチを行います。

 

天気痛

2017年4月24日 月曜日 投稿者:nobu

昨日のあるテレビ番組で、天気痛がとりあげられていました。お天気の変化で体調が悪くなるような方はその可能性があるかもしれません。

具体的な症状は頭痛、首痛、めまい、耳鳴り、喘息、リウマチ、うつなど様々でこれらの症状がお天気の変化と共に増減します。

そして考えられる原因として耳の奥にある内耳の感受性が指摘されていました、そこに気圧センサーがありその感受性が高いと、ささいな変化で反応してしまうそうです。

当院の患者さんからも台風が近づくと調子が悪いなどの声を聴きますので上記のようなメカニズムがあるのかもしれません、そのような方には治療部位に内耳も加えると良いかもしれません、具体的には内耳の血流や筋力を上昇させ組織を活性化する方法を用います。

 

小腸が弱ると尿酸値に影響

2016年10月11日 火曜日 投稿者:nobu

国内の研究から、小腸の働きが弱ると尿酸値が高くなる事がわかったそうである。

小腸には腎臓と同様に尿酸を体外に排泄する働きがあり、炎症などによりその働きが弱ると尿酸値の値に影響がでるようです。

現状、腎臓などの病気が無い人の尿酸値の上昇の原因はハッキリしていないわけですが、小腸が一つの要因になりうるかもしれませんね。

私どもの気功では、尿酸値上昇に対する施術は、腎臓の機能改善や肝臓、血液の状態の改善などを主に取り組んでいます。今回の研究結果をうけて、小腸の状態改善も考慮する必要がありそうです。

睡眠時間の目安

2016年9月16日 金曜日 投稿者:nobu

現在の睡眠科学では健康で長生きなら6~8時間、頭をすっきりさせたいなら7~9時間の睡眠が良いようです。

又健康で長生き、その上頭スッキリなら7時間がベストだそうです。

睡眠時間は長すぎても短すぎても支障がでる事が多く、自分のライフスタイルに合わせて一定のリズムを習慣にしたいものです。

ちなみに不眠症の人への気功治療は主に後頭部から行います、睡眠にかかわるホルモンがしっかり出て、徐々に眠れるように施術していきます。

シンクロ選手の特殊な脾臓

2016年9月15日 木曜日 投稿者:nobu

オリンピックで盛り上がったシンクロナイズドスイミング、あの水中での過酷な運動は無酸素状態で驚異的である。

それを可能にしているカラダの仕組みがわかったといいます、それが脾臓という臓器、通常この臓器は古くなった血球(赤血球など)を壊す仕事や免疫に関係している。病気によって摘出してしまう人もいますね。

なんとシンクロの選手はこの脾臓が小さくなるといいます、小さくなって酸素をカラダに放出する事で水中での長時間の運動を可能にしているそうです。この仕組みはイルカでも知られているそうで、まさに生命の不思議を感じます。

気功で薄毛はよくなるか?

2016年9月3日 土曜日 投稿者:nobu

時々、患者さんから気功で薄毛は治りますか?と質問があります。私は「施術はしますが治るかはわかりません」と答えます。

施術といっても頭皮の血流に気を流して、血行を改善するのがメインです。ですので時間もあまり要しないのでサービスでチョット追加します。その結果はどうか・・・ずっと続けて施術する方がいないのでわからないのが実際です。メインの病気を改善するのが本筋ですので。

薄毛や抜け毛は遺伝や加齢、ホルモン、ストレス、食生活、頭皮のケアのやり方など様々な要素が影響しています。やはり血管や皮膚、免疫など体の状態が健康である事が第一です。頭の皮膚だけ別物扱いにしない事です。そこだけ過剰に脂分を取り除いたり、薬剤を投じたり、マッサージの刺激を与えすぎるのは疑問です。

野菜を作るとき土の状態を整えるのが大切である事に似た感があります。はえてくるものの状態はその大地の状態を反映しているのが自然の理と思います。

 

耳鳴りの気功治療

2016年8月1日 月曜日 投稿者:nobu

耳鳴りは高齢の方に多いのは確かですが、最近では30代や40代といった若い人もおられます。耳鳴りには自覚的な耳鳴り他覚的な耳鳴りがあります、実際に音が無いのに音が聞こえてしまうのが前者、自分の血液の音や筋肉の収縮音などが聞こえてしまうのが後者です。

聞こえる音は、ジージー、キーン、ザーザーなど高い音から低い音まで人により様々です。よく金属音やせみの鳴き声などと表現されたりします。

原因は耳の病気によるものを除けば、耳の周りの血液の流れの乱れ、動脈硬化、疲労やストレス、加齢などと考えられますが最近は難聴との関連性も指摘されています。簡単に説明すると難聴により、脳は音をもっと聴こうとして感度をあげる、その為普通聞こえていない音まで認識してしまうという事です。GUM06_CL19010

実際私どもの治療では、耳鳴りの方への治療は、耳周りの血流の改善や音を伝える耳小骨、音を電気信号に変える蝸牛という箇所の活性化、その他脳全体の興奮を鎮める治療など織り交ぜて行います、つまり難聴の改善も行うわけです。

若くて耳鳴りがある場合はストレスの影響や、やはり難聴(イヤホンの使い過ぎなど)を考慮したほうがいいように思います。