今日も蒸し暑い!まるでサウナにいる気分です。というわけで前回に続き又熱中症話題ですが、汗をかく場合に2種類あり”いい汗”と”わるい汗”、前者は水分が多いさらさらの汗で後者が塩分を多量に含むべたべたの汗です。普段汗をかく習慣のない人は後者になりやすく、わるい汗をかいた後に水分だけ補給してもすぐに尿で出てしまう(血液中の塩分濃度を一定に保つ作用がある為)。後者の人が水分補給する場合は多少塩分もいっしょに補給する必要がある、スポーツドリンクが無難と思われるが糖分もあるので飲みすぎには注意したい。普段からウォーキングなどの軽い運動で汗を流す体を作っておく事が望まれる。
‘耳より健康話’ カテゴリーのアーカイブ
熱中症 その2
2010年8月2日 月曜日 投稿者:nobu熱中症
2010年7月31日 土曜日 投稿者:nobu今年の暑さは厳しい、熱中症に注意とTVや新聞でさけばれています。熱中症は暑い場所で体温が上がりすぎる症状で、体温が42度以上になると亡くなる場合があります。体温が上がった状態で水風呂にはいるのは熱が体内にこもって(体表の血管が収縮するため)かえって危険といいます、冷たいタオルなどで首のまわり(内側)や脇の下、脚の付け根の内側の太い血管が通っている部位を冷やすのが効果的です。又水分はたとえのどが渇いていなくても30分ごと一口位補給する方がよいようです(但しアルコールやコーヒーでは利尿作用があるためだめで麦茶やスポーツ飲料がよい)。気温が32度以上で湿度が高い状態でめまいやたちくらみ頭痛、吐き気、筋肉のけいれんなどの症状があったら要注意です。
糖尿病とセロトニン
2010年6月29日 火曜日 投稿者:nobu27日の米医学誌に日米の共同研究として発表された内容から。膵臓でインスリンを分泌するベータ細胞がセロトニン(神経細胞で作られる化学物質)によって増殖するという。女性は妊娠に伴い、インスリンの効果が低下するが、セロトニンの作用によりベータ細胞が増殖して血糖値の上昇を抑えているようだ。セロトニンは脳幹のほう線核や腸管の神経細胞でつくられる。セロトニンの原料はトリプトファンという必須アミノ酸でビタミンB6によって合成されます、食材ではかつおやまぐろの赤身、肉類、大豆製品などに多く含まれる。セロトニン神経の活性化の為にはウォーキングや水泳などのリズミカルな運動の習慣と日光浴(短時間)がおすすめだという、さしずめ早朝30分程度のウォーキングが最適なのかもしれない。
体内の炎症と思考力低下
2010年6月23日 水曜日 投稿者:nobu最近のニュースからですが、CRPが高くなると前頭葉が影響され思考能力や仕事の意欲などが低下するという。CRPとは血液検査でわかる内容で、体内に炎症の悪化がみられるかどうかの指標となるタンパクの数値である。私の過去の経験で考えてみるとCRPが高い状態では痛みや熱などの症状で無気力になったり仕事に意識が向かわなかったりという状況が思い出されるがこのタンパクの脳への影響もあったのだろうか?いずれにしても体内に炎症をかかえていると質の高い労働や学習にマイナス因子となるようである。
光と不眠症
2010年6月14日 月曜日 投稿者:nobu最近話題になっている内容からですが、緑や青の光を長時間見ていると脳内で産生される睡眠ホルモンといわれるメラトニンが抑制され睡眠不足になる恐れがあるという。テレビやパソコンのバックライトは光の三原色を使っている、これは赤、青、緑の組み合わせである。つまりテレビやパソコンの長時間の使用、特に寝る前には気をつけた方がいいかもしれない。私も以前夜寝る前にある映画(テレビで)を観ていていつもより明らかに眠れない夜を過ごした記憶がある、その時は内容が殺伐としていたのでそのせいかと考えたが今思うと映画の色合いがちょっと特殊な感じであったようにも感じる。寝る前はできるだけリラックスしてテレビやパソコンも控え目にというのが理想であるが、現代社会はなかなか刺激が多い。
疲労
2010年6月11日 金曜日 投稿者:nobu最近疲れている人が多い、疲労とは体がどうなっているのだろうか?疲労とは脳がそれを感じている状態であり最近の知見によると、何らかのストレス原因(肉体的、精神的、ウイルスなど)により脳神経と免疫、内分泌(ホルモン)のバランスが崩れた状態であり、それにより神経の変化や異常が生じて起こるといわれる。さらに疲れて眠くなるのは脳が疲労を訴えているそうである。回復にいちばんなのは”快食、快眠、運動”と笑いや微笑みだという。楽しく笑って時間を過ごすと疲れが吹っ飛ぶ感じは、まあ難しく考えなくても誰しも経験があるとは思う、何事も楽しむ習慣がバランスをとり疲労を少なくするのではないだろうか。
アレルギー抑制分子
2010年6月9日 水曜日 投稿者:nobu先ごろ筑波大学の米科学誌への発表から、花粉症やぜんそく、アトピー性皮膚炎などのアレルギーの発症を抑える分子がみつかったという内容です。アレルギー反応はダニや花粉などの抗原が体内に侵入し、体内の皮膚や粘膜などの肥満細胞のIgEという抗体に結びつく事で肥満細胞からの炎症性物質(ヒスタミンなど)が放出されてかゆみや発赤などのアレルギー症状がでるもの。今回の発見は肥満細胞の細胞膜上にアレルギー反応を抑える働きをする分子を特定したという、名称は”アラジン1”だそうだ。この分子が活性化すると肥満細胞から放出される化学物質は約半分に抑えられたという。
コーヒーと健康
2010年6月2日 水曜日 投稿者:nobu私は子供の頃からコーヒーが好きで今でも1日2杯くらい飲みます。コーヒーは嗜好品であり体に悪いイメージを持っている人もいると思いますが、最近日本を含め様々な国で研究され健康によい効果も報告されています。例えば糖尿病の発症予防効果、肝臓がんの発症リスク低減効果などが注目されています。一方でやはり飲まないほうがいい人もおり心臓病の人や腎臓病の人、妊婦さん、膀胱がんのリスクがある人などは控えたほうがいいようです。又糖尿病の予防にといっても砂糖入りを何杯も飲んでは逆効果でしょう。私の場合は毎朝、ドリップコーヒーに蜂蜜少々といった感じで仕事始めの習慣となっていますが、覚醒作用もあり、かかせぬアイテムです。
うつ病対策
2010年5月29日 土曜日 投稿者:nobu厚生労働省が昨日、うつ病などの精神疾患などからの自殺を防止するための対策をまとめた、職場での健康診断による早期発見で適切な治療を受けさせ、症状の悪化や自殺を減らすのが狙いという。タイムリーにも先ごろ海外の報告でうつ病と睡眠時間の調査結果があった、夜12時前に就寝し8時間以上の睡眠時間を確保する事でうつ病患者の自殺のリスクが軽減するという事である。
電子鼻
2010年5月28日 金曜日 投稿者:nobu最近の海外からの情報で、電子鼻(人工的な嗅覚装置)が気管支喘息への罹患を発見するツールに使えるかもしれないというのがあった、呼気中の特定物質を高い精度で検出できるという。においで病気を判断するという方法は東洋医学にもあり、聞診(ぶんしん)とよばれる方法のなかで嗅覚によって口臭や体臭、大便などの臭いを検査して臓器の異常などを診断するという昔からの方法である。今回の電子鼻の話は東洋医学と現代科学の融合のようにも感じられるトピックスでした。