筋力アップの治療について

2013年2月8日 投稿者:nobu

筋力というと通常、マッスル(骨格筋)を想像すると思います。病気などにより患部の筋力が低下していると我々は考え施術していくのですが、この場合骨格筋のみならず内臓の平滑筋や括約筋、心臓の横紋筋、血管平滑筋なども含めて筋力といいます。

骨格筋以外はほとんどが自分の意思で制御できない筋肉で自律神経によってコントロールされています。

骨格筋などはリハビリなどによって動かしていき、筋力を正常に戻していけますが内臓の筋力などはそういう訳にはいかないという事は容易に想像できるのではないでしょうか。又薬でも筋力を正常化する方向性はあまりないように思います。

AST気功の特徴として、上記のような筋力全般に対して気の働きを使って正常に回復させていく手段があるというのは大きい意義があります。現にほとんどの疾患への施術で、このような筋力アップを用いております。

体温の調節

2013年2月1日 投稿者:nobu

体温は36度から36.5度位の人が多いと思います。体にとって最も温度を保ちたい部位は脳と脊髄です、いわゆる体の深部になります。

寒い冬は体から温度が逃げないように皮膚の血管が収縮して熱の発散を抑えます。逆に熱い夏には血管は拡張して熱を逃がし体温を下げます。

最も大切な深部を守るために体表近くは温度の調整部位になってます。冷え性の人に気功を行う時は、冷えている手足の血行を良くするアプローチをしていく訳ですが、もともと体の熱を生みだす量が少ない人には上記の理由から深部体温優先で末端まで熱がゆきわたりにくい事もあるのかもしれません。

よく熱を生みだす部位として筋肉があります、運動して筋肉を増やし、よく動く事は多くの熱を生みだします。又食事をして内臓がよく動く事でも熱は生まれています、食事して汗をかくのは食べ物の温度もありますが、内臓から発する熱もあります、特にたんぱく質を消化する際の発熱量が高いそうです。

体温の改善には無理なダイエットはせずたんぱく質を良く摂り、可能であれば筋肉をつけるような運動も有効です。温泉に毎日何時間かつかるというのも効果があるそうですがこれはできる人が少ないと思いますね。

 

数年ぶりの患者さん

2013年1月30日 投稿者:nobu

数年ぶりの患者さんがひょっこりお見えになった、しかも「健康維持を」という事で1時間の施術を行った。

もともと数年前に不眠症でお見えになった患者さんですが、そちらはすっかり良くなったということで安心した。今回なぜか急に思い出して来てくれた様である。

時々忘れたころに突然来られる方がいます、調子が良くなればそれで良いので、そのようにこの治療院を忘れずに覚えていてくれたら良いと思う。そして何かあれば早いうちに、気軽に来て気功を受けて調子が良くなってくれたらいい。

そんなスタンスで地域の多くの方と縁がつながるといいと考えます。

 

サイトカイン療法!?

2013年1月28日 投稿者:nobu

先日BSの報道番組でサイトカイン療法の内容を放映していました。

サイトカインは細胞間でやり取りする情報分子です。ホルモンもそのような働きがありますが、たとえば膵臓のホルモン(インスリン)が全身の筋肉などの細胞に働き掛けるのに対しサイトカインはもっと近い細胞間の、例えば免疫の司令塔の細胞が細菌を攻撃する実戦部隊の細胞に命令する情報のやりとり等を行うのがサイトカインという物質といわれます。

今回の放送では幹細胞を移植するのと同等の効果がサイトカインの投与で得られる可能性があり、患者さんのリスクも少ないといいます、サイトカインを投与する事で患部にその人の体内の幹細胞が集まり正常な組織を形成するそうです、これから治験の段階に入りそうな内容でした。

先日のIPS細胞でのノーベル賞といい、これからの医学は大きく変わる気がします。10年後などずいぶん様変わりしているのかもしれません。

我々のAST気功でも数年前から遺伝子療法を実施しています、あくまで気の領域での施術ですのでリスクはまったく無いのですが、気のレベルの幹細胞を炎症などの患部に集めて正常細胞への変化を促すやり方です。大変高度な意識の集中が必要で、気功修行年数の多い気功師しか使えないという技法です。

現代医学の進歩と同様に気の技術も常に時代に遅れないよう進歩、研究が必要と考えます。

 

インフルエンザのシーズン

2013年1月25日 投稿者:nobu

〝インフルエンザで学校が休校″といった話を私の周りでも最近よく聞くようになりました。

私も過去に何回かインフルエンザを経験していますが、急な寒気と発熱、節々の痛みなどの症状でふらふらになった記憶があります。その時は病院に行きましたが、薬は無く「家で寝ていて下さい」との事でした。10年以上前ですので現在は少し違う対応だと思いますが。

なにより、かからない事です!外出したら手洗いうがいは必ず入念にしましょう、親指や手の甲側もしっかり洗う意識で時間を掛けて洗うのが必要です。ドアのノブやつり革など多くの人が触る可能性のあるところはなるべく注意して避けたり、手を洗う前に自分の顔などに意識して触らない様注意します。

先日TVでやっていましたが、マスクも正しく取り付けないと意味がないそうです、顔にフィットさせるように、すきまをつくらないように取り付けなくてはなりません。

日ごろの高い予防意識が求められます。

 

ゆっくりを心がける

2013年1月23日 投稿者:nobu

あわてたり、気追ったりすると大抵いい結果に終わらないようである。

普段からセカセカやイライラしやすい人は〝ゆっくり″を心がけると良いようです。私の経験でも時間に余裕が無く、かつどちらかの判断をせまられている時こそ〝ゆっくり″冷静に考えた時の方が結果的に間に合い結果の良かった事が多いと思います。

大きく呼吸してあわてず考えると、視野が広くなる感じです。あせっていると脳に入ってくる情報が極端に狭まり、判断を誤る確率が高まる感じでしょうか。

もちろん時間に制約のある時はその範囲でのんびりしすぎない事ですが、自分の感覚的な時間の流れをゆったりさせるという事が大切な気がします。

卵の摂りすぎにご注意

2013年1月21日 投稿者:nobu

海外の研究結果から、卵の黄身を摂りすぎるとタバコと同様に動脈硬化のリスクを高めることが明確になったという。リスクが上がるのは週に3個以上の摂取からだそうです。

卵黄にはコレステロールが多く含まれる事はよく知られていますが、週に3個以上からリスクが上がるというのはちょっとショックですね、卵黄を使った食品は数多く、マヨネーズ、ケーキ、カステラ、菓子類などなど関連食品はほとんど毎日なにかしら摂っている気がします。

動脈硬化の主な原因に血液中のコレステロールが過剰に流れている事が問題で、そこに糖や酸化が加わってくると状態が悪くなっていくようであります。

現代日本のような飽食の時代には豊な食文化と病気増加の切っても切れない関係があるように思います。

少し意識して卵系の食品を控えめにしてみようかと思う今日この頃です、ちなみに卵白には上記の問題は無いようです。

 

 

 

コーヒーのがん予防効果

2013年1月18日 投稿者:nobu

米国癌協会の調査結果から、コーヒーを一日4杯以上飲む人は飲まない人に比べ咽頭、喉頭がんのリスクが明らかに低下することがわかったという内容の発表があった。

コーヒーの健康効果の調査は糖尿病、肝臓病など最近よく耳にする。

私もコーヒー好きの一人だが、一日2杯程度の飲料です。米国人の一杯の量がどれ程か?濃さは(アメリカンなら薄めだが)?とコーヒーの入れ具合が気になるところである。

コーヒーの何ががんのリスクを下げるのか?今後の研究が待たれます。

しかし和食中心の日本の食生活で「一日4杯以上はちょっと多いな~」と、これは私の実感です。

人は体の中に海を持つ

2013年1月16日 投稿者:nobu

しばらくぶりのブログです。平成25年となり今年はどんな年となりましょうか?

今年は伊勢神宮の式年遷宮の年です、20年ごとに社殿を新たに造り替えるようですが、新たな時代の始まりと一致しているのでしょうか。そんな気もします。

今回は人は体の中に海を持つという事についです。人体の60%は水です、そしてその組成は海の成分に近いといいます。その組成を一定の状態に維持する為に腎臓や肝臓などが休みなく調整しているわけで、肝腎要とはよくいったものです。

食事で塩分を多く摂り過ぎたり、偏った栄養素を毎日摂り過ぎるなどバランスを欠く習慣は、体のこの一定の組成を保とうとするシステムに過度の負担を与える事になってしまいます。例えば野菜や果物がいいからとそればかりを極端に摂り、かつ塩分をとらなすぎるとどうでしょうか?野菜や果物のカリウムが多く入りそれとバランスを取るべき塩分(ナトリウム)が不足する事態もおこるかもしれません。

最近は私も、上記の事を意識して生活習慣を考える事にしています。体のなかの海が一定に保てなくなると病気の状態になるでしょう。私どもの気功技術もこの体のバランスを保っている状態をなるべく正常に近づける為の手助けともいえそうです。

 

 

血糖値の上昇を抑える食事

2012年11月30日 投稿者:nobu

生活習慣病や糖尿病の予防の為には食事の摂り方にも注意が必要です。

糖質を大量に食べると膵臓からインスリン(ホルモン)が出て来ます、そしてその働きで筋肉や肝臓や脂肪組織に糖がたくわえられ、あまった分が血液中に残り、血管などに障害をもたらします。もちろん肝臓や脂肪に過剰にたくわえられた脂肪も問題になります。

食事の内容でよくカロリーを気にしますが、血糖値の急上昇を抑える目的ならばGI値というのを意識する必要があります。GI値の高い食品は血糖の上昇率が高いので知っておくと役にたちます。

主食ではフランスパンや白米が非常に高く、逆にそばやパスタ、玄米などが低めです。じゃがいもやかぼちゃは高めでさつまいもは低めになります。これは糖質だけですので炭水化物や果糖、砂糖などを使った食材にあてはまります、書籍などで調べておくと便利ですね。

そして食べ方の工夫も大切で、白米やじゃがいも等の糖質を食べる前に野菜や大豆食品(味噌汁など)などのタンパク質などの糖質以外のおかずをまず食べる事が血糖値の急な上昇を抑える事が知られています。習慣にすると良いと思います。

インスリンが過剰にでる事はアルツハイマー病のリスクとなる事が、以前あるTV番組で放映されていました。又その他にも、インスリンがガンのリスクを高めるという論文などもあり、上記のような食の改善や注意の必要性を私自身よく考える昨今です。