今日のタイトルは一瞬意味が分からないかもしれませんね。当院にお見えになる患者さんの中に、タイトルのように〝体のどちらか半分にばかりトラブルを起こす(感じる)″と言われる方が時々おられます。例えば片頭痛も左なら、肩凝り、腰痛も左、こむらがえりに掛るのも左といった具合です。
このような人は、〝たまたまそうだ″というわけでは無く、やはりそうなる理由が考えられます。例えば姿勢ですが、昔けがした足の側を無意識にかばっていてその反対側に重心が偏った姿勢が習慣づいてしまったとか、スポーツで同じ側の筋肉ばかり使う、重い荷物を片方の手でばかり持つなど普段の習慣から全身の筋肉のバランスを崩すような理由が見つかるかもしれません。
筋肉の影響ばかりでは無く神経の影響もあります。左半身は右脳、右半身は左脳の支配になっておりますので、脳や頚部の神経系のスムーズな流れに影響するような疾患や筋肉のコリなどもあるかもしれません。
我々AST気功でのアプローチは、各部分の症状の改善を個々に対処しながら、かつ上記に示すような可能性を考慮に入れ施術していきます、又半身バランスというテクニックを使い、半身に偏った筋力バランスの補正をアプローチしたりも行います。
特に片側のトラブルが多く無くても、内臓や関節等のどこかにトラブルがある場合、たまにこの半身バランスによる調整を行っておくと新たな病気の予防になります。