‘気功の話’ カテゴリーのアーカイブ

気功で健康を保つ事について

2012年2月16日 木曜日 投稿者:nobu

当院に来られている人の中には月に2回程、健康のケアを目的にされている方もおられます、この気功がどのように健康維持に貢献できるかですが、あるご高齢のご婦人への施術例を記しますと、①頭部の施術を行い頭部血流の正常化を図る事で梗塞や痴呆などを予防する②目の施術を行い、白内障が悪化しないようにする③心臓を施術し心筋梗塞や心不全を予防する。これらを行い約8年位は通われておられますが、現在70代ですがとてもお元気でほとんど薬も飲まれていません。時々ちょっと血圧が高めとか、首が痛いなど問題があれば、すぐその解消の為の施術を行いますので長引く事は無いようです。

人の体の気というものは、病気が悪化していく時はどんどんその気の状態もマイナスが強まるようで、重病の方の患部には非常に強い気の反応を感じる事があります。しかし、上記に記した方のように健康な時から定期的に施術しておくと悪化しずらくなります。気功で定期的にケアしておくメリットはそこにあります。食事や運動、サプリメントなど肉体的なケアと併せて気の状態をよくしておく方向性です。

気功の施術頻度について

2011年12月24日 土曜日 投稿者:nobu

AST気功を受ける場合の施術の頻度については、だいたいの基準があります。通常の慢性疾患などは週1回、腎不全やがんなど進行の早い疾患は2日に1回から毎日、認知症や脳梗塞などの予防では月に1、2回という間隔で受けていくのがスタンダードです。

よくある質問に、「一般的な病気でももっと多い頻度で受けては駄目か?」と聞かれますが、より多く受けたほうが改善は進みます。例えば腰痛などで痛みが強いうちはできるだけ頻繁に週2~3回とか毎日施術を受けてもらった方が、痛みの軽減は早まります。最初は少し頻度を多めに受けてみて、症状が治まってきたら頻度を少なくしていくのが一番改善しやすいと思います。

AST気功の施術はマイナスの気を取り除く治療が主ですので、マイナスが取れた分だけ良くなっています。病気の患部のマイナス状態は、例え同じ病名であっても人により違いがあるので、気功の施術も受けてみて改善をみて頻度を検討していく必要があるのです。

体の半分に異常が多い人

2011年11月9日 水曜日 投稿者:nobu

今日のタイトルは一瞬意味が分からないかもしれませんね。当院にお見えになる患者さんの中に、タイトルのように〝体のどちらか半分にばかりトラブルを起こす(感じる)″と言われる方が時々おられます。例えば片頭痛も左なら、肩凝り、腰痛も左、こむらがえりに掛るのも左といった具合です。

このような人は、〝たまたまそうだ″というわけでは無く、やはりそうなる理由が考えられます。例えば姿勢ですが、昔けがした足の側を無意識にかばっていてその反対側に重心が偏った姿勢が習慣づいてしまったとか、スポーツで同じ側の筋肉ばかり使う、重い荷物を片方の手でばかり持つなど普段の習慣から全身の筋肉のバランスを崩すような理由が見つかるかもしれません。

筋肉の影響ばかりでは無く神経の影響もあります。左半身は右脳、右半身は左脳の支配になっておりますので、脳や頚部の神経系のスムーズな流れに影響するような疾患や筋肉のコリなどもあるかもしれません。

我々AST気功でのアプローチは、各部分の症状の改善を個々に対処しながら、かつ上記に示すような可能性を考慮に入れ施術していきます、又半身バランスというテクニックを使い、半身に偏った筋力バランスの補正をアプローチしたりも行います。

特に片側のトラブルが多く無くても、内臓や関節等のどこかにトラブルがある場合、たまにこの半身バランスによる調整を行っておくと新たな病気の予防になります。

疲労と気功

2011年10月22日 土曜日 投稿者:nobu

疲労は体や脳、内臓などを使いすぎる事によって生じる活性酸素によって細胞がダメージを受けてしまい機能が低下した為起こるといいます、つまり細胞のさび。そして最も疲れやすいのが自律神経系で、脳から全身に張り巡らされた神経がダメージを受けています。よく目の疲れを訴える方がいますが、目の周囲の筋肉の疲れもありますが、むしろ自律神経や脳の疲れが大きい場合が多いのです。又疲労感というのもあり、感覚的な疲れなので肉体的なダメージとは必ずしも一致しない事があります。例えば楽しみながらスポーツをしていて、あまり疲れを感じていない時でも体は確実に酷使しているような場合など、やりすぎてしまう事がありますね、注意が必要です。それと疲れてくると自然と視野が狭くなるそうです、車の運転など特に注意したいですね。

疲労の解消には、十分な睡眠バランスの取れた食事軽い運動半身浴、森林浴、気分転換などがよいといわれますが実行している人は少ないように思います。特に疲労が多いであろう働き盛りの方は実行が難しいのではないでしょうか?

疲労の蓄積は、例え本人がそれを感じていなくても、いずれ他の病気の誘発にかかわっています。上記のような疲労の解消を日々少しでも取り入れていただきたいと思います。

私どものAST気功でも疲労に対する施術を行います。その方の疲労がどこを使いすぎて生じているのかをよくお伺いし、その上でダメージを受けている細胞や器官、臓器等への気功の施術を行い、かつ全身の血液の改善、血流の改善、自律神経系の施術などを組み合わせて行います。ぐっすり寝ていかれる人が多いですね、リラックスできます。

“マイナスの気”とは何だろう?

2011年10月13日 木曜日 投稿者:nobu

私どものAST気功は患部のマイナスの気を取り除くのが施術内容の大部分を占めるのですが、そもそもマイナスの気とは何だろうか?

病気に罹患した患部は、その人に元々ある正常な気がマイナスの状態に変化しているようである。我々気功師はある程度実感を伴っていて、病気の種類や状態によってその気の出てくる感覚は違ってくるものです、又反応が強いと感じる部分を患者さんに聞いてみると、「まさしく今痛い所です」という一致がよくあります。

ではなぜ気がマイナスの状態になるのか?病気に限らず機能が低下していたり、疲れていたりといわゆる東洋医学でいう未病の段階でも気のマイナスは有ります。しかしこの状態では未だマイナスに安定化しておらず施術によって比較的簡単に取り除く事ができます。肉体的機能が様々な原因(生活習慣、細菌、ウイルス、過労、ストレス、環境、外傷等)から低下してしまった時、活性が落ちてその部分の気の状態が変わる、その変化は良い方では無く悪い方へ。つまりそれがマイナスの気になるのだと考えます。気をある種のエネルギーと考えるとわかりやすいかもしれません。

例えとして、強いストレスから胃炎になってしまったとします。胃にある気の状態はマイナスになっています。ストレスがすぐ解消して自分の体の回復力が早急に戻った場合、それは胃のマイナスのエネルギーを超え、胃の組織は修繕され健康を取り戻し、胃の気の状態も元のプラスの状態に戻っています。しかし胃の炎症が長く続いてしまった場合などは気のマイナス状態も強くなり安定しておりますので、その後自力で回復するのに超えるべきマイナスエネルギーが強く、手間取る事になります。AST気功は、そこで気の状態を直接変化させることで本人が超えやすい状態にしていく技術といえます。

将来気のエネルギーが計測できる様になると便利ですね。

 

 

 

 

力を抜くという事

2011年9月30日 金曜日 投稿者:nobu

体の力を抜くという事は、どんな世界でも上達に欠かせないポイントのひとつではないだろうか?力を抜くとは”ふにゃふにゃ”になるという事ではなく無駄な力みを取る事である。どんな事も大抵は当初緊張して体に余計な力が入ってしまうが、慣れてくるとコツをつかんで楽にできるようになり、自然と力みも抜けてくるものである。

気功も又然りである、気は力むと出が悪い!だからAST気功も当初から力を抜きなさいと教わる、しかしできるようになるには多少時間が掛る、やはり慣れも必要である。

又整骨関係の技術で患者さんの関節を少し動かしながら調整する場合も、こちらが力を加えてしまうと反発力で患者さんの体に力みが出てスムーズに動かなくなってしまう事もあり、当然治療効果も落ちてしまう。調整も力を抜いて行うのが肝要である。

そして基本の技術が力を抜いてできるようになって様々な患者さんへの施術をしていく中で、今度は気追いというのがあると、またこれが力みを生み気の出を弱めてしまう。

一番いいのは、全ての患者さんに淡々と平常心で施術できる事である。そして力の抜き方は関節を起点として抜いていくと上手くいく(私の実感ですが)、手首、ひじ、肩という感じ。メンタル的には雑念を持たない事が力を抜く事に関連していると感じます。

その辺りを考えて日々精進ですね。

気の感覚について

2011年9月26日 月曜日 投稿者:nobu

気功の施術を行う中で気に対する感覚もある程度はわかってきます。AST気功を学ぶ全ての人がそうではないようですが。

この気功は病気や症状の出ているところにプラスの気を投じて、患部のマイナスの気を中和しつつ又患部から体外に出てきたマイナスの気を取り除いて捨てる(ゴミ箱に)作業を行います。その際出てきた気を感じる事があります、その感覚は暖かかったり、冷たかったり、ビリビリしたりと様々です。重症の状態の方を施術しているとやはり強い感覚があります。今までの私の経験ではチクリと手に刺さるような感覚の気が出て思わず手を引っ込めた事も何度かあります(静電気ではありません)。

ただ気の感覚はASTでは、あまりそれにとらわれるなと教わります。感覚は人それぞれによって違い、その感じるレベルもあり、例え何も感じていなくてもマイナスの気がそこに無いのではなく、その人の感じるレベルのものでは無いという場合も少なくないのだと思います。では何をよりどころとするのか?ですが、マイナスの有無を確認する技術を学びます(それについては又別の機会に記したいと思います)。ほとんどの場合はある程度の時間、施術者の考える技術を駆使してみて、その後患者さんの変化を確認する(痛みはどうか、やる前より動きはどうか等)事でクリアーしていけます。

結局感覚は、それがあると実感がありますので、つい頼ってしまいがちですが、頼り過ぎると技術の上達を邪魔してしまうのかも知れません。

気功は意識の量に比例する

2011年8月27日 土曜日 投稿者:nobu

AST気功では患者さんに投じる気の強さは施術者の意識の量に比例すると言われています。例えば家族に施術する際にテレビを見ながら(実際は見ませんが)行ったとすると、テレビに意識がどれほど向いたかで治療に使われる気の強さが変わってしまいます、テレビが面白ければ治療に向けられる気の量は減ってしまうかもしれません。仕事においても施術中にあまり会話しすぎると患部への意識の集中が減るので治療効果が弱くなります、会話せず集中したほうがいいでしょう。特に難病や重症の疾患に関しては強い意識集中が必要になります。

気功で治りやすい人

2011年8月26日 金曜日 投稿者:nobu

AST気功の施術を受けてみて、どんな症状でもいいので良くなった人は気功で治りやすい人といえます。例えば肩の痛みがこの気功を数回受けて治ってしまったとするとその人は、もし他の内臓や目などの疾患になった場合もAST気功で効果が出やすい傾向があります。体質なのか、メンタル的な事なのか、その両方なのか定かではありませんが経験的に言えます。じゃあ治りにくい人はいくら受けても変化ないのか?それはありません、時間は掛っても体が変わってきます。人生上何らかの健康上の問題はでてくると思いますが、ちょっと変だなという段階で気功を受けて正常化を計っていけば案外、大難を回避していけるかもしれませんね。

治る方向、という事

2011年8月24日 水曜日 投稿者:nobu

病気が良くなる、治るという事を考えておく必要があります。気功などの療法を受けると、なにやら神秘の力によって、すぐに治ってしまうといったイメージをお持ちの方が時々おられます。機械の装置なら悪い部品を取り換える事で元どうりに動き出しますが、人の場合は代謝を行っている生物ですので、どうしても改善に時間が必要になります。私はベクトルで病気の状態を説明する事があります、病気が進行して悪化している状態は例えば風邪をひき始めて寒気がしてきて、だるさや熱がでて来ているように状態のベクトルは負の方向性を向いています、あるいはけがをして炎症がはじまりどんどん痛くなる状態などもそうでしょう。それに対して治る方向性を向いている状態は、風邪ならば熱が引いて症状がおさまり始め食欲もでてきます。けがならば痛みが少しずつ和らいできて傷もふさがってくるでしょう。風邪やけがの体験は誰しも多少あると思います、私も経験あります。慢性病は病気がなかなか治らない状態です、負の方向性のベクトルかもしれません、それが例えば薬や気功の施術などで症状が楽になった、ゆっくりではあるが痛みの頻度が減ってきたという場合、治る方向性を向いているのかもしれません。わかりにくいのが風邪の時と違い回復の変化が非常に緩やかな場合があります、症状が同じようにあって今までと同じようにつらい、でも痛みの頻度が減っているような場合。今病気の状態がどんな方向性なのか判断していくことは我々、施術する側にも重要でありますし、少しでも早く回復の方向に持っていくのが施術の目的になります。