‘耳より健康話’ カテゴリーのアーカイブ

サイトカイン療法!?

2013年1月28日 月曜日 投稿者:nobu

先日BSの報道番組でサイトカイン療法の内容を放映していました。

サイトカインは細胞間でやり取りする情報分子です。ホルモンもそのような働きがありますが、たとえば膵臓のホルモン(インスリン)が全身の筋肉などの細胞に働き掛けるのに対しサイトカインはもっと近い細胞間の、例えば免疫の司令塔の細胞が細菌を攻撃する実戦部隊の細胞に命令する情報のやりとり等を行うのがサイトカインという物質といわれます。

今回の放送では幹細胞を移植するのと同等の効果がサイトカインの投与で得られる可能性があり、患者さんのリスクも少ないといいます、サイトカインを投与する事で患部にその人の体内の幹細胞が集まり正常な組織を形成するそうです、これから治験の段階に入りそうな内容でした。

先日のIPS細胞でのノーベル賞といい、これからの医学は大きく変わる気がします。10年後などずいぶん様変わりしているのかもしれません。

我々のAST気功でも数年前から遺伝子療法を実施しています、あくまで気の領域での施術ですのでリスクはまったく無いのですが、気のレベルの幹細胞を炎症などの患部に集めて正常細胞への変化を促すやり方です。大変高度な意識の集中が必要で、気功修行年数の多い気功師しか使えないという技法です。

現代医学の進歩と同様に気の技術も常に時代に遅れないよう進歩、研究が必要と考えます。

 

卵の摂りすぎにご注意

2013年1月21日 月曜日 投稿者:nobu

海外の研究結果から、卵の黄身を摂りすぎるとタバコと同様に動脈硬化のリスクを高めることが明確になったという。リスクが上がるのは週に3個以上の摂取からだそうです。

卵黄にはコレステロールが多く含まれる事はよく知られていますが、週に3個以上からリスクが上がるというのはちょっとショックですね、卵黄を使った食品は数多く、マヨネーズ、ケーキ、カステラ、菓子類などなど関連食品はほとんど毎日なにかしら摂っている気がします。

動脈硬化の主な原因に血液中のコレステロールが過剰に流れている事が問題で、そこに糖や酸化が加わってくると状態が悪くなっていくようであります。

現代日本のような飽食の時代には豊な食文化と病気増加の切っても切れない関係があるように思います。

少し意識して卵系の食品を控えめにしてみようかと思う今日この頃です、ちなみに卵白には上記の問題は無いようです。

 

 

 

コーヒーのがん予防効果

2013年1月18日 金曜日 投稿者:nobu

米国癌協会の調査結果から、コーヒーを一日4杯以上飲む人は飲まない人に比べ咽頭、喉頭がんのリスクが明らかに低下することがわかったという内容の発表があった。

コーヒーの健康効果の調査は糖尿病、肝臓病など最近よく耳にする。

私もコーヒー好きの一人だが、一日2杯程度の飲料です。米国人の一杯の量がどれ程か?濃さは(アメリカンなら薄めだが)?とコーヒーの入れ具合が気になるところである。

コーヒーの何ががんのリスクを下げるのか?今後の研究が待たれます。

しかし和食中心の日本の食生活で「一日4杯以上はちょっと多いな~」と、これは私の実感です。

血糖値の上昇を抑える食事

2012年11月30日 金曜日 投稿者:nobu

生活習慣病や糖尿病の予防の為には食事の摂り方にも注意が必要です。

糖質を大量に食べると膵臓からインスリン(ホルモン)が出て来ます、そしてその働きで筋肉や肝臓や脂肪組織に糖がたくわえられ、あまった分が血液中に残り、血管などに障害をもたらします。もちろん肝臓や脂肪に過剰にたくわえられた脂肪も問題になります。

食事の内容でよくカロリーを気にしますが、血糖値の急上昇を抑える目的ならばGI値というのを意識する必要があります。GI値の高い食品は血糖の上昇率が高いので知っておくと役にたちます。

主食ではフランスパンや白米が非常に高く、逆にそばやパスタ、玄米などが低めです。じゃがいもやかぼちゃは高めでさつまいもは低めになります。これは糖質だけですので炭水化物や果糖、砂糖などを使った食材にあてはまります、書籍などで調べておくと便利ですね。

そして食べ方の工夫も大切で、白米やじゃがいも等の糖質を食べる前に野菜や大豆食品(味噌汁など)などのタンパク質などの糖質以外のおかずをまず食べる事が血糖値の急な上昇を抑える事が知られています。習慣にすると良いと思います。

インスリンが過剰にでる事はアルツハイマー病のリスクとなる事が、以前あるTV番組で放映されていました。又その他にも、インスリンがガンのリスクを高めるという論文などもあり、上記のような食の改善や注意の必要性を私自身よく考える昨今です。

 

 

WHOの報告から

2012年11月12日 月曜日 投稿者:nobu

現状、世界の全死亡率の3分の1は感染性の疾患で3分の2が非感染性の疾患、高血圧は3人に1人、糖尿病は10人に1人の割合であるという統計です。

心疾患、がん、呼吸器疾患、糖尿病の4大疾患が以前から死因の上位であり生活習慣の改善が指摘されている。

タバコ、運動不足、過度な飲酒、偏った食事の見直しが有効な対策の一つです。いずれもその気になればできる内容と思いますが習慣を変えるのはエネルギーがいります。

私もかつてはそうでしたが、「病気になったら薬を飲んで治せばいいや」的な思考は時代遅れになってきていると思います。今は病気にならない様に生き方を変えていく時代です。食材の内容にもこだわっている人が確実に増えているのを感じます。

テレビなどでこの食材がイイ、この健康法がイイとやると一時的にブームになりますが習慣にはなりにくいものです。まずは自分なりにこれと、これを習慣に取り入れようとプランニングする事ですね。

 

 

 

肺炎にご注意

2012年9月5日 水曜日 投稿者:nobu

2011年の人口動態統計(厚生労働省)で、日本での死因の3位に肺炎が浮上した、これまでの脳血管疾患を上回った結果となった。

肺炎は体力の低下によってかかりやすい、冬ばかりではなく夏場でも用心が必要で、規則正しい生活や軽い運動習慣、栄養バランスを取る事、十分な睡眠の確保などを基本に体力を保つ事が必要である。

意外なところでは、口のなかを正常に保つ事が大切で、雑菌が肺に入り誤嚥性肺炎を起こさないように注意しなくてはならない。寝たきりなどで、枕の圧迫によって首の骨が内側に入り込み、誤嚥を起こしやすくなるケースもあり、寝返りも重要である。

我々の気功でも肺炎の主に予防として、肺の活性化嚥下を正常に機能させる事入り込んだ頸椎を正常化する事など色々な角度から取り組んでおります。

脳の老化と生きる目的

2012年8月16日 木曜日 投稿者:nobu

米国の報告から、高齢者の゛脳の老化と認知機能の調査″で、「生きる目的」の強いグループとそうでないグループを比較し、脳の認知機能の検査と病的な器質的変化を追跡して調べた結果

「生きる目的」の強い弱いにかかわらず、脳の器質的変化は同じように確認できたが、認知機能については「生きる目的」が強いグループのほうがあきらかに低下が少ない、つまり頭がしっかりしているという事のようである。

今回の報告に関連して思いだすのは、以前聞いた話で〝ある高齢の女性(シスターだったと記憶しています)が毎日の決まった仕事を、日々生きがいを持ってまっとうし、最期まで頭もしっかりしていたということから、死後脳の状態を調べたところ、明らかにアルツハイマー病の状態であった″という話であった。

又、有名な高齢のスキーヤーが「生きるのが目的ではない、大好きなスキーをやりたいから生きたいのだ」というような話を何かで読んだのを思い出します。その方も100歳くらいでもしっかりされていたと思います。

いずれにしても大事なのは〝目的意識″のようですね。自分から、「それがしたい」と強く思える何かを持つべきですね、しかも自他ともに活かす事なら最高です。私もそう在りたいと思います。

血液中の極小物質

2012年7月21日 土曜日 投稿者:nobu

先日テレビのサイエンス番組で、血液中の極小物質(メタボローム)を検出する事で病気の前段階の炎症などの情報を知り、早期の病気治療に有効となりうる、という放送をやっていた。

このメタボロームという物質は赤血球の1万分の1という大きさで、まさに極小といえる。これまでの検査の様に細胞が壊れてから出てくる物質ではなく、炎症段階で産生される物質があるようです。

何年か後には〝血液検査で○○病になる恐れがあるから経過を観ていきましょう″という感じの通院が増えていくのかもしれませんね。

ところで我々の気功でも病気の前の段階での気のマイナスを調べる技術を使って、施術の参考にしています。あくまで参考の検査であり精密なものではありませんが、肉体の悪化の前に現れる気の状態の変化をとらえるもので、訓練によって精度をあげていきます。

最近はサイエンスの世界も、どんどん小さな領域の発見や活用が盛んになってきている気がします、いずれ気も、もっと解明されるかもしれませんね。

熱中症対策

2012年7月11日 水曜日 投稿者:nobu

季節がら専門家による熱中症についての記事が新聞に掲載されていたので、要点をピックアップしてみます。

熱中症とは、高温多湿な状態で体内の水分と塩分のバランスが崩れたり、体温調節がおかしくなったりして起きる障害。

主な症状は ①手足の筋肉のつり、こむら返り失神疲労感、頭痛、吐き気言動がおかしい など

対策としては、こまめな水分補給、但し大量に汗をかいた場合は塩分が少なくなっているので、スポーツ飲料などの方が良いという。その他基本として、十分な食事と休養、睡眠が大切。

統計的に高齢になるほど発症率は高くなり、運動中や仕事場、家の中でもそれぞれ同じ位の割合で起きている。昨年聞いた話ではエアコンを掛けて寝るまではいいが、途中でタイマーで切れる設定にしていて夜中に壁や天井に残っている熱が再び部屋を暖め、熱中症になってしまうケースも記憶している、気をつけましょう。

 

 

 

 

 

睡眠は嫌な記憶と感情を保持する

2012年6月30日 土曜日 投稿者:nobu

海外の研究から、゛睡眠が嫌な出来事の内容の記憶だけではなく、その時抱いた感情をも保持してしまう″ということが新たにわかったと発表した。つまり嫌なことは早く寝て忘れようというのは、どうも違うようだ。私もこれまで嫌なこと(早く忘れてしまいたい)があったら早く寝るようにしていましたが、これまでの人生ではそれらがトラウマになった感じはありません。実際トラウマになる程の内容だったかといえば、とるに足らない事がほとんどではありましたが・・・。只、強いインパクトのある゛家族が病気で倒れた″とかいう時は生理的に眠れなくなった事が何回かあり、事が落ち着いてから寝たように思います。人間って精神をマイナスな記憶から守る為に自然に防衛しているのかもしれませんね。