今年の3月にNHKで放送していた番組からですが健康面で非常に興味深い内容でした。要約すると日本人はアメリカ人に比べて皮下脂肪がつきにくい人種であり、過剰なエネルギーは皮下脂肪や内臓脂肪以外に心臓や肝臓、膵臓、筋肉などにむきだしの脂肪として蓄積されてしまい、その毒性の影響を直接うけて様々な疾患(動脈硬化、糖尿病、心疾患など)が起こりうるというもの。やせている(標準体重以下)のに中性脂肪やLDLの数値がよくない人はその可能性があるかもしれないという、逆に太っているのに健康診断の数値はいつも正常という人もいるがその場合は皮下脂肪がもともと多くキャパシティーが大きい可能性がある。つまり太っているから不健康、やせていれば健康という考えは必ずしもあてはまらないようである。ではこの異所性脂肪を減らす為の対策であるが、①脂の多い食品を控える事②適度な運動(1日1万歩) 以上二つの実施で比較的短期間でも効果が得られるという事である。
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異所性脂肪
2010年5月22日 土曜日 投稿者:nobu肌の乾燥
2010年5月15日 土曜日 投稿者:nobu今日の新聞記事からですが、皮膚の表皮バリアー機能を高め、水分蒸発を防ぐ働きをするたんぱく質の一種(TRPV4)が体温の上昇により活性化する事が分かったという。冬の乾燥肌を防ぐには肌の温度を保つ事が重要といえるかもしれないということである。特に肌が弱く乾燥による疾患があるようであれば冬の防寒や夏でもクーラーなどで体表温度を下げない為の対策が必要と思われる。
運動の血液への効果
2010年5月6日 木曜日 投稿者:nobuドイツの報告でアスリートと一般の人の血液の比較研究でアスリートの白血球のテロメア(DNAの中で老化と関係しているとされている)のほうが一般の人に比べて有意に長かったという報告が出た。つまり運動は血液の若さも保つという事である。アスリートであるから運動量は半端ではないと察するが、やはり日ごろからの適度な運動は血液や免疫にとっても有益であるようだ。