今日の新聞記事からですが、早期のアルツハイマー病をにおいの検査で見分ける手法を鳥取大学の研究グループが開発したというニュースである。アルツハイマー病では症状の目立たないごく早期から嗅覚の異常が現れることが知られている(以前海外の論文発表にもあったのを記憶している)、今回はこれを応用した検査の実用化の取り組みであるという。ヒノキやメントールなどの12種類のにおいをかぎ分ける検査で、今回の実験ではごく早期の患者でも85%に嗅覚異常がみつかったという。今後画像診断などに併せて嗅覚検査が行われるようになるのかもしれない。