集中力

2010年6月5日 土曜日 投稿者:nobu

気功においても集中力が結果を左右するひとつの要素となる。話ながら患部を治療するのと治療行為そのものに集中している時では意識の量が違うからである。又結果へのこだわり、治す事への執着はやはり集中を曇らせる。スポーツの試合で勝利目前でそれにとらわれてしまい力が発揮できなくなってしまうのに似ている。幕末の剣豪の山岡鉄舟が如何したら剣を極められるかの問いに行為そのものに集中すること、といった話を何かで読んだが気功においても同じと思う。又日常の中に極意のヒントがあるもので、車の運転は理想的な集中力の訓練となるように思う。特に細い山道の運転では高い集中力が必要で、目先ばかりに集中していてはだめで遠くを見ながら対向車の予測をしつつ目先に注意を払うという広い視野をともなった集中力が鍛えられる。大切な事は自分の意識がしっかり対象をとらえていることで対象のものや雑念にこちらの心がとらわれないようにする事だと感じる。

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