蛍のシーズンである、静岡市の山間では今年は一週間ほど遅れたようで今が見ごろのようだ。私の治療院の辺り(藤枝市田沼)も今から三十数年位前には蛍がとんでいたのを記憶している、近所の洗濯川と呼ばれていた川にたくさん飛んでいたものだ。今でも蛍がみられる地域の人の話では、きれいな川を守る為に定期的な川の清掃や周辺の田畑への農薬を控えること等の他この時期川の近くの民家の明かりを消すなど地域ぐるみの努力があるようだ。今飛んでいるのは源氏蛍でとても高くまで飛ぶものもいる、家の中まで舞い込んできたりするという、何ともうらやましい。この後でてくる平家蛍はもっと控え目にひっそりと光るそうだ。この先いつの日か日本中にこんな夏の風景がよみがえる時代となったらどんなにいいだろうと思ったりする。