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気の感覚について

2011年9月26日 月曜日 投稿者:nobu

気功の施術を行う中で気に対する感覚もある程度はわかってきます。AST気功を学ぶ全ての人がそうではないようですが。

この気功は病気や症状の出ているところにプラスの気を投じて、患部のマイナスの気を中和しつつ又患部から体外に出てきたマイナスの気を取り除いて捨てる(ゴミ箱に)作業を行います。その際出てきた気を感じる事があります、その感覚は暖かかったり、冷たかったり、ビリビリしたりと様々です。重症の状態の方を施術しているとやはり強い感覚があります。今までの私の経験ではチクリと手に刺さるような感覚の気が出て思わず手を引っ込めた事も何度かあります(静電気ではありません)。

ただ気の感覚はASTでは、あまりそれにとらわれるなと教わります。感覚は人それぞれによって違い、その感じるレベルもあり、例え何も感じていなくてもマイナスの気がそこに無いのではなく、その人の感じるレベルのものでは無いという場合も少なくないのだと思います。では何をよりどころとするのか?ですが、マイナスの有無を確認する技術を学びます(それについては又別の機会に記したいと思います)。ほとんどの場合はある程度の時間、施術者の考える技術を駆使してみて、その後患者さんの変化を確認する(痛みはどうか、やる前より動きはどうか等)事でクリアーしていけます。

結局感覚は、それがあると実感がありますので、つい頼ってしまいがちですが、頼り過ぎると技術の上達を邪魔してしまうのかも知れません。